短編小説「絆」

2024.5.25

皆様こんにちは!

夏本番前を迎え如何お過ごしでしょうか。
今年の夏予想は例年より暑い日が多いような予報となっています。
夏前の雨予報(梅雨)にも注意が必要です。
気を付けて過ごしていきましょう!

気温が上がってくると熱中症対策も肝要です。
以下対策を纏めましたのでご参考下さい(^^)/

6月も熱中症の危険性が高まるため、適切な対策が必要です。熱中症を予防するには、次のような方法があります。

  • 水分補給
    1日に1.2~1.5リットルを目安に、こまめに水分を補給しましょう。のどが渇く前から補給し、大量に汗をかいたときは塩飴や経口補水液などで塩分も補給しましょう。高齢者はのどの渇きを感じにくくなるため、特に注意が必要です。
  • 服装
    襟元を緩めたりゆったりした服を着たりして通気を良くし、日傘や帽子を着用して頭部を守りましょう。
  • 休憩
    運動や激しい作業をするときは定期的に休憩を取りましょう。
  • 体調を整える
    十分な睡眠を取り、食事をしっかり摂って体調を整えましょう。また、本格的に暑くなる前に軽い運動や半身浴などで汗をかくようにして、暑さに対応できる体を作っておくのも大切です。
  • 熱中症リスクの高い場所や活動を避ける
    暑い日は無理な外出を控え、天気予報を参考に外出や行事の日時を検討しましょう。屋外では日向を避け日陰を選んで歩き、遊ぶときも日陰を利用しましょう。
  • 室内環境の調整
    窓を開けたり扇風機を使用したりして通気を保ち、エアコンで室温を調整しましょう。エアコンの設定温度は28℃、湿度60%を目安にしますが、下げすぎると冷房病のリスクが高まるので注意が必要です。


さて、以前『短編小説』を作ってみました。
病院の入院してた一人の少女、退院後の生活は果たして・・・
良かったら第二弾をお読みください。

澄音(すみね)は病院を退院してから初めての夏を迎えていた。彼女はまだ、長い入院生活から解放された喜びと、外の世界への期待感で胸をいっぱいにしていた。澄音の家は田舎町にあり、自然に囲まれていた。緑豊かな山々、澄んだ川、そして広がる青い空が彼女を迎えてくれた。【夏休みは何をしようかな?】澄音はワクワクしながら、家の庭で風に揺れる木々を眺めていた。
ある日、澄音は家の近くにある川へと出かけた。冷たい水に足を浸しながら、夏の暑さを忘れて過ごしていると、ふと向こう岸に一人の少年がいるのに気づいた。彼の名前は蒼志(そうし)。彼もまた、この町に住む同年代の少年だった。「こんにちは!」澄音は声をかけた。「こんにちは。君、最近この町に来たの?」蒼志は興味津々に尋ねた。「ううん、ずっとここに住んでるよ。でも、ずっと病院にいたから外で遊ぶのは久しぶりなの。」澄音は少し照れくさそうに答えた。「そうなんだ。僕の名前は蒼志。君は?」「澄音。よろしくね!」


二人はすぐに打ち解けた。居心地の良さをお互いが感じた出会いとなった。

数日後、二人は待ち合わせをした。蒼志は澄音に、自分だけが知っている秘密の場所を教えてくれた。それは、森の奥にひっそりと隠れた小さな池だった。周囲には大きな木々が生い茂り、静かな水面には青空が映っていた。澄音はその美しさに心を奪われた。「ここ、すごく素敵な場所だね!」澄音は目を輝かせた。「ここは僕のお気に入りの場所なんだ。澄音にも見せたかったんだ。」蒼志は少し照れながら言った。


澄音と蒼志は毎日のように一緒に遊び、夏の日々を満喫した。二人は森を探検し、木の実を集めたり、川で魚を捕まえたりした。澄音は病院で過ごした日々を忘れ、自由な夏を楽しんでいた。ある日、二人は木陰で休んでいると、澄音がふと呟いた。「蒼志、私、この夏がずっと続けばいいな。」「うん、僕もそう思うよ。でも、来年も再来年の夏もこうやって過ごせるさ。」蒼は優しく答えた。


夏の夜、澄音と蒼志は再び秘密の池に集まった。満天の星空が二人を包み込み、静かな夜の中で蛙の鳴き声や優しい虫の音が響いていた。澄音は星を見上げながら、これからのことを考えていた。「蒼志、ありがとうね。一緒に過ごせて、本当に楽しかった。」「こちらこそ、澄音。君と出会えて、僕も本当に嬉しいよ。」蒼志は澄音にそっと近づき肩を寄せた。


二人はしばらくの間、言葉を交わさずに星空を見つめていた。その静寂の中で、澄音は確かな絆を感じていた。
夏が終わりに近づくと、澄音と蒼志の時間も少なくなってきた。澄音は健康を取り戻し、学校に通う準備を始めていた。蒼志も新しい学年が始まるのを楽しみにしていた。

最後の夏の日、二人は再び川辺に座っていた。夕日のオレンジ色の光が二人を包み込み、川の流れが静かに続いていた。「澄音、また来年の夏も一緒に過ごそうね。」蒼が静かに言った。「うん、約束だよ。」澄音は笑顔で答えた。


こうして、澄音の夏の物語は終わりを迎えた。
しかし、それは新たな季節への始まりでもあった。澄音と蒼志の絆は、これからも続いていくのだろう。
彼らの心には、夏の思い出がいつまでも輝き続けることだろう。

つづく・・・

清智会記念病院の理念である「幸福の再来」となる物語になっていますでしょうか。
続編は如何に!!!!

以上

ブログ担当 K

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